輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

不審者現る

先週あたりからこのブログでも大学の寮の治安が良くないことを嘆いていたが、今日になって輪をかけた不穏なニュースが入ってきた。不審者情報だ。

防犯カメラによると、不審者は私がコインランドリーの治安に対して文句をこぼしていたちょうど先週、入居者がロックを解除したところの背後をつけて侵入したという。オートロックが当たり前になった現在でも常套とされた侵入手口ではあるものの、まさかこんな近くで事案が発生するとは思わなかった。

思えば去年4月に入居したばかりの頃も、某新聞社が同じ手口で入ってきていた。粗品のキレイキレイだけ受け取って、販売員と15分くらい長話を続けて相手を折らせた程度で特に実害は無かったが、侵入に対してはあの頃から注意するべきだったかもしれない。オートロックを信頼しきっていただけに、これまでの行いを反省すべきだと感じた。

管理人サイドも今回の事案に対してはかなり警戒しているらしく、入口の掲示板にはもちろんのこと、裏口やエントランスを入ってすぐの壁やエレベーターの前など、数mおきに不審者情報を掲示している。ちょっとやり過ぎな気がしないでもないが、守ってもらえている感は半端ではない。住人としても注意に気を配るとともに、不審因子を寄せ付けないような環境が形成されていくことを期待したい。

新幹線に救われた単位がある

もうご存知だとは思うが、昨夜、ショッキングなニュースがネット上を駆け巡った。

toyokeizai.net

大学には東海道新幹線を使って通学する猛者も居るのだが、当該列車の少し後ろを走る列車に乗っていたようで、事件には巻き込まれなくともその余波の遅延に巻き込まれていたようだ。

新幹線車内における殺人事件は前例がないわけでもない。まだ私が生まれる前の頃であるが、薬物中毒に陥った犯人による凶行で生じた1993年ののぞみ24号殺人事件、その前にも1988年には未だ被疑者が特定できていないこだま485号殺人事件が発生している。しかしその後しばらくは殺人事件も発生せず、やがて「世界でいちばん安全な超特急」というイメージも持たれつつあったところに、今回の事件は発生してしまった。安全性が乗客によっておびやかされてしまった。2年後はオリンピックも控えているというのに、とんでもない悲劇が起こってしまった。 

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まだ学生でそれほど新幹線を使う機会のない私だが、私の地元・小山は東北新幹線の停車駅。まだ電車通学をしていた時代、在来線だけでは間に合わない時間まで寝坊して試験に遅れそうになり、大学に急行するべく新幹線に乗ったことが2度ほどある。まさに新幹線のおかげで救われた単位があるのだ。
新幹線のスピードは、ジェット機にはどうしてもかなわない。リニアが開通したとしても、ジェット機はその倍近い速度で空を巡る。しかし、利用者にとって鉄道の良いところというのは、ジェット機に比べて圧倒的に手続きが楽なところなのだ。ジェット機の場合は搭乗までに、荷物の搬送やら手荷物検査やらが必要で、確かに安全性は大いに確保されているが、正直なところ面倒臭い。今の所、新幹線に乗る際は乗る前に荷物検査をされたりすることはないから、搭乗券さえ買ってしまえば乗車には在来線と変わらない手間で乗ることができる。新幹線に乗るのに荷物検査なんかされていては、おそらく私の微分積分学の単位は落ちていたと思う。

一部界隈で「やはり新幹線搭乗の際に手荷物検査をするべきでは」という議論が起こされている。私個人の意見では迷いなくYesを出せない。新幹線は手軽に乗れるから良いのだ。そもそも過密ダイヤのためにラッシュ時は3~4分おきに発車する東海道新幹線の駅で、身体検査を行う設備・用地が作れるだろうか。在来線におけるSuicaのような革新的なシステムが登場すれば話は別かもしれないが、今は何とか猟奇的な人間が新幹線に乗らないことを祈るしかないように思う。

神代植物公園へ

ピアノサークルの後輩の提案で、神代植物公園に出かけてきた。

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調布駅からバスで数分ほどにある、広々とした植物園。調布を出てしまう前に一度は行っておきたいなと思っていたが、なかなか一人で行くのは億劫だった。そんな中、私の後輩が「演奏における感受性の成長を促す」として、サークルへ見学を持ちかけてくれたのだ。ほぼ手付かずの輪講が数日後に迫っている私は初めは迷っていたが、これを逃したらわざわざ行くこともなくなってしまうのでは、と思うようになり、気づけば昼食を食べた後調布駅に向かって、後輩にドタ参を申し入れていた。もっと早めに決めて、あらかじめ連絡しておけばよかった。

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雨だと思われていた今日の午後は30度を超える真夏日。ちょっと暑いくらいの一日だったけれど、彩り豊かなバラやアジサイ、そしてこの写真のスイレンなどに見惚れながら、まったり3時間ほど散策してきた。空調の効いた室内にもベゴニアやランの花が展示されており、一時は暑さをしのいだりもした。
なんと優雅な週末の午後だっただろうか。普段見慣れた大学の中は、草木はあれど雑多としており、何も考えずただ過ごしているだけでは、わざわざ自然を観察するということはない。この植物園には至る所に観察対象がある。ふらっと行ける場所にあるのに、私にとってはまさに異空間そのものだった。本当にあそこは調布にあったのだろうか。

割と勢いで決めた計画だったようで、後輩も人が集まらなかったら一人で行く程度の気分だったそうだが、蓋を開けてみれば私を含めて10人で園内を回っていた。私は勢いで計画を立てられない性格で、これまで先頭に立って具体的なイベントを起こしたりすることを避けてきてしまったが、実際に計画が立つことで、人は自然に集まるんだなという知見を得ることができた。後輩には感謝せねばならない。私も、何か面白い計画を考えてみようかな。

4年ぶりの再会

いよいよ天気が落ち着かない日が続くようになった。朝はカラッと晴れていて洗濯日和だったのに、夜はいきなり雨が降る。そういえば、一昨日6日には、関東が梅雨入りしたというニュースを見た気がする。梅雨が終わればじんわりとした夏が始まる。暑がりな私にとっては厳しい季節。洗濯物を守らなきゃ。水分をしっかり取らなくては。

京大に通っている高校時代の同期が東京にやってきていて、かれこれ4年ぶりに再会して夕飯をとった。彼は一浪して大学に入学しているため現在学部4年なのだが、大学院への進学を希望しているとのことで、研究室の候補として東大の観察をするべく来ていたそうだ。久々でどんなネタで盛り上がるだろうかなどと迷っていたが、いざ会ってみれば高校時代の懐かしい話や近況報告だけであっという間に時間が過ぎていった。京大と言えば、最近は景観と立て看板に関する話題でTwitterなどでもネタに尽きないが、実際に通う学生からいろいろと裏事情を聞いたりもできた。

英語の話題になった際、TOEICとか受けているのか?などと聞かれた。私は受けていないこともないのだが、大学院入試で使うかもしれないくらいの気持ちで学部3年の終わりに記念受験程度で臨んでしまったため、ここでも言うのが憚られるほど点数は取れていない。彼には打ち明けたものの、流石に失笑を戴いてしまった。あちらの大学には2週間程度勉強しただけで850点くらいは普通にとってしまう人もいるらしい。おそるべしである。
大学における学業は頑張ってきたつもりだったが、私の中で英語はやはり穴となっている。今年度にはまたTOEICを受けようと思っているが、今度はもう少し対策をしなければ。研究室に入ってからは英語論文も読むようになったので、2年前に比べれば力はついていると信じたいところだが。

謎を謎で終わらせることに抵抗はないのか

 

謎のAI半導体メーカーNVIDIA(エヌビディア)設計図共有サイトGitHub(ギットハブ)と、自作erやエンジニアなどからすれば日頃から見慣れているのに社会に照らすと謎扱いされたりどこかネジが抜けた解釈をされる企業がボンボン紹介されている中、今度は謎のデータ形式が登場した。なるほど、この世界は謎だらけである。

toyokeizai.net

拡張子「.json」。JSON、正式名称JavaScript Object Notationは日本の不可解な点を大げさに取り上げる芸人でもなく、13日の金曜日でもなく、ソフトウェア間におけるデータ授受に用いられる形式の一つだ。経済新聞などの記事ではその記事の中だけで一応解決できるようにするように上から司令でもあるのだろうか、とりわけIT用語はどうもうやむやに「謎」扱いで終わらされているように思える。もっとも、挙げた記事は英語がオリジナルで、東洋経済における記事はほぼ直訳だともいう。結局、IT用語を謎扱いされるのは日本だけではないようである。

納得のいく説明だが、ユーザー自身が理解しやすいフォーマットにすることも重要ではないのか。 

 ほならね、自分で自然言語処理できるシステムを作ってみろって話でしょ?そう私はそう言いたいですけどね。

分からなければググれという風潮が当たり前になった現在、JSONのことを知らなくてもちょっと調べればその手の人間でなくとも概ね理解ができるようにこの世界は成り立っている。

dev.classmethod.jp

インターネットって素晴らしい、こんな時代に生きていることが幸せだ。謎を謎で終わらせず、少しでも調べるという「習慣」をつける人が増えてくれることを、私も切に願うばかりだ。

 ※追記

ブログの読者から直接「今日も輝いていますね」(意訳:毎日ブログ見ていますよ)と言うコメントを頂きました。ありがたきお言葉でございます。

習慣の定着には2ヶ月と1週間が必要らしい

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習慣をつけるという行為には個人差があるのではないか、少なくとも1年前の私だったらそう思っていた。しかし、このブログは既に200日以上も続いている。飽きっぽいはずの私が、である。内容がまるで無い記事もあるけれど、このブログを書くという習慣はすっかり定着した。脱・三日坊主計画とは一体何だったのだろうか。

「記録をする理由」について小一時間ほど調べていた。なぜ記録をするのだろうか、なぜ記録をする習慣は続かないのか。調査を進めていくと、その答えはそれぞれ、自己啓発のためである事と面倒で投げ出してしまったという事に収束しているようだ。

調べていた中で興味を引くタイトルを見つけた。習慣が定着するのに必要な日数は平均66日、というものだ。

http://studyhacker.net/columns/66days

66日というと2ヶ月と1週間。なるほど確かに、このブログもお正月を過ぎた頃には定着したような気でいたのだが、まさに毎日更新を思い立ってちょうど66日くらいである。何かを習慣づけるには2ヶ月も費やさなければならないとみるか、たった2ヶ月頑張ればいいのか、どう取るかは人次第だとは思うけれど、ぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。

温度差

今日行われたベンチャービジネス特論では、ベンチャーキャピタリストを招き、「投資家」という仕事について語っていただいた。スタートアップの世界に足を踏み入れて早2年、当然ながらベンチャーキャピタルという存在自体は知っていた。間違いなく伸びるであろう事業が生まれそうだというのに事業を興すためのお金がない、そんな声をいち早く察知しては資本を回し莫大な金額を投資して成長を促すという、今やスタートアップの世界では必要不可欠で神様のような存在。ああいった界隈の仕事の話は、わざわざ聴きに行くくらいの気持ちでないと耳に入ってこない。実際、私が今のアルバイトを始める時も、「スタートアップ」すらよく分かっていなかったし、ベンチャーなんてのは不安定だくらいにしか思っていなかった。これまでの講義も実用的で良い印象を持っていたけれど、個人的にはまさに今日のような講義を待っていた。折り返しにして、やっとこの講義の真髄が現れてきたように思える。
しかし講義終了後、大学のTwitterを遡ってみると、人によってはいまいちな反応を示していた節も見られた。大抵の場合、企業の代表という人間は波乱万丈に満ち溢れた人生を送ってきていることが多いので、講演の折に人生体験、いわゆる自分語りをするというのが一種のパターンだ。私自身は成功体験に関する自分語りに関しては耳にタコができそうなほど聞いてきているので耐性がついている可能性はあるけれど、自身が知る常識を大きく覆す話題を呈されてしまった結果アレルギーのように拒絶反応を示す場合もあったようだ。感情を押し付けるつもりはさらさらないが、情熱に対する温度差を垣間見たような気がした。

放課後は、久々にサークルに顔を出してきた。今日は部会があり、先日行われた演奏会の反省会が行われていた。それにしても4年前に比べて人数の増えたことか。3倍くらいになったのではないだろうか。大学全体でのサークル加入率が減少する中、ピアノのサークルのメンバーは漸増を続けている。これはすごいことだ。
出演者が増え、以前と同様なやり方では立ち行かなくなってきていた演奏会。改善点もどんどん出された。このところは既に引退している私たちの代とその一つ下の代が出しゃばり気味になっており、改善点はほとんどOBから出されることになってしまった。改善点を挙げているうちに流石に申し訳なく感じてしまったが、これもまた「温度差」があるということなのだろうか?
しかし、人数が増えたからこそ、イベントに賭ける情熱も以前に比べて大きいことだろう。彼ら現役メンバーが、彼らなりに"新しい"演奏会を企画していくことに、私も全面的にバックアップをしていければと思う。