輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

節電対策本部放送

2つ目の試験が終わり、明日提出の課題レポートが一段落したところ。配布資料、カンペなどの持ち込みなんでもござれの試験は案の定ハイレベル。これ7割取れてるんかなあ・・・。楽だろうと思っていた課題には、今回も牙を剥かれてしまった。オープンキャンパスがあったり、試験勉強に明け暮れたり、全くもって本流の研究に手をつけられなくなってしまっているが、これもあと少しの辛抱だろう。期末試験も残るはあと一つ。

猛暑の勢いは連日のことだが、今日は輪をかけて厳しい暑さであった。いわゆる「気温」というのは、風通しの良い状態にした環境で、地表からも1.5mほどの距離をとった上で測定されるわけだが、この東京コンクリートジャングルではそんなものは目安にしかならない。iPhoneの天気アプリによれば、今日の体感気温は46度まで上昇していた。これは中東の都市すら超えるレベルだそう。

そういうわけで大学の学部棟はどこもかしこも冷房が稼働した状態になるのだが、やはりとも言うべきか、今年も夏の風物詩の一つが発令された。「節電対策本部放送」である。
なんてことはない、使用電力の逼迫に伴う節電の呼びかけ放送なのだが、冷房の使用量と気温はほぼ比例するので、この放送が流れるのはお昼を過ぎて3限の始まる頃が多い。この暑さの中で冷房を控えろという放送はたまったものではないが、大学生協売店のコールドドリンク売り場もライトが落とされ、なんとも貧乏臭い雰囲気に・・・。私の研究室は問題なかったが、中には節電放送とともに冷房が切られる、切られまではしなくても出力を大きく落とされてしまうところもあるとかないとか。大学の困窮ぶりは日頃から体で感じているものの、殊に夏場はその様相を思い知らされるばかりである。

月曜日の休み

海の日。久しぶりの3連休で月曜日が休み。大学によっては今日は休みにしないところもあるようだが、基本的にうちの大学は休日はしっかりと休みとされる。その代わりとも言うべきか、夏休みに入る日が他所と比べて一ステップ遅く、正式に夏休みが始まるまではあと半月以上先のこと。試験期間が終わってから他大学に行った高校の同期と集まるとなると、8月初頭は夏休みが終わった体で計画を立てられてしまうこともお約束。運が悪いと同行できずじまいになってしまったり。「8月8日?ごめん、その日はまだ試験があるんだ・・・」という、LINE会話画面をTwitterにアップして煮え切らない思いを綴る電通大生が現れるのは、もう少し先の話だろうか。

個人的には月曜日が休みになることは、研究室の週報作成を1週間分やらなくて良いことと、せっかくの空き時間を何もせずに1日過ごしてしまいそうというジレンマに板挟みにさせられる気分であるが、今日は明日の試験に向けて勉強をしていたので多少の収穫はあったと言えよう。明日の試験は電子機器をのぞいて持ち込みがOKなのだが、あまりに自由すぎて一体どんな問題が出てくるのか、少し恐ろしい。

オープンキャンパス2018

猛暑の日曜日、電通大ではオープンキャンパスが行われた。創立100周年の今年は大学当局も相当な宣伝をしていたらしく、その効果は早速現れたらしい。あくまで噂ではあるが、平年の2倍の客足があったという情報も。

散らかったデスクを急いで片付け、私は研究室の来客に備えていた。私の所属研究室の公開時間は昼過ぎからにしていたのだが、大学全体の公開時間はそれよりも早い午前中からであったため、大学を見に来た高校生、一般客、そして卒研の配属を控える在学生が今か今かと研究室の前で待っていた。数時間の公開で、ざっと70人くらいは来ただろうか。2択で言えばこの研究室は評判が良いらしく、それはそれで嬉しいことだが、公開中はほとんどしゃべりっぱなしだったので、終わってからしばらく喉が乾いてしまった。

オープンキャンパスは研究室内メンバーにとっても、外からの口コミを聞き出す機会の一つである。外でささやかれている研究室のゴシップは割と入ってこないものなのだが、このイベントを以てその情報が一気に流れ込んでくる。今日の見学者によると「この研究室はコアタイムが厳しいと聞いた」とのこと。しかも二回も。一体どこからそんな情報が流れているんだ・・・。厳しいかどうかは人それぞれではあるが、しっかり正しい情報を教えた上で見学者を帰すことにした。

昨日の記事では学生と研究室のミスマッチについて触れたが、卒研を控える学生にとってはこういう機会がミスマッチを回避するために重要だ。良い情報が掴めたことを祈りたい。

誰にでもあるミスマッチ

久々に人畜無害な一日だった。エアコンの効いた空間の中、ただベッドで寝転がって動画を漁るだけの一日が過ぎていった。ただでさえ三連休の初め、そして記録的猛暑と言われてどうして外に出たいと思うだろうか、いや、思わない(反語)。明日の起床が心配になるくらいに生活リズムがぶっ壊れてしまったが、明日は大学のオープンキャンパスで研究室に集まることになるから多分大丈夫だろう。

この7月半ばという時期は体調にも影響しそうな暑さだが、組織に対する不満の爆発が起こりやすい時期でもあるのだろうか。私の所属とは無関係だが、去年、今年と全くの同時期に、学内の研究室から学生が脱退する事案を見かけた。配属当初は新旧の互いが譲り合うように行動していることも手伝っていておおごとにはなりにくいのだが、3〜4ヶ月も共に過ごすとだんだんと互いの特性を知ることになり、これによって環境への適合・不適合が感じられるようになってくるのだろう。その不満が爆発しやすいのが、まさにこの時期なのかもしれない。

私は、たまたま、運が良かったようだ。大学でも研究室でも、特に不自由なく過ごせている。環境が合わなかった人は、それまでは順当に大学生活を送ってきていた場合の方がほとんどだ。個々人の人格に問題があるのではなく、不幸にもミスマッチが発生してしまったことに原因があるケースが大半だ。何が言いたいかといえば、自身の雰囲気に合わない環境を選んでしまったが最後、ミスマッチは誰にでも起こりうるということである。
先にも述べたが、明日はオープンキャンパス。研究室配属を前にしている学生は、少しでも研究室の雰囲気を掴んでもらえればと思う。

夏休みは割と目前に

一つ目の試験が終了。10問の出題があった中には、昨日なぞったばかりの問題で完答できたものもあれば、残念ながら全く手付かずになってしまった問題もあった。あまり振るわない結果にはなってしまったかもしれないが、単位取得が危ういほどではなさそうだ。
期末試験は全部で3つ。そのうちで個人的にはいちばん重い試験が終わったので一気に肩の荷が下りた気分である。今後も期末試験と並行してやや重い課題をこなさなくてはならないので、全く油断は禁物ではあるが。

前期の講義も残すところあとわずか。ちょっと多いかなあと感じていたものの意外になんとかなったように思える。特に英語の課題の一つ一つが重くて苦しかったが、輪講の論文の紹介とうまく大きな課題がぶつからなかったのは救いだった。次週にも課題の締め切りが設定されているものの、この課題はスライドの作成がメインであり、その課題も今日の試験後に片付けることができた。夏休みは近い。卒研生、修士の先輩は中間発表に向けて夏休みの活動計画を研究室内で発表するのだが、私も私個人で計画を立てなくては、と感じた1日であった。

試験勉強で感じる脳の衰え

最初の期末試験が明日に迫った。明日の試験は出題範囲が広く、とにかく頭の中に詰め込まなくてはならないことが多い。少し前から復習はしていたものの、悔しいことに内容が全然入ってこない。と言うのも、情報が入ってくると同時に古い情報が消え去ってしまうのだ。4年前、大学に入学する頃であれば覚えられただろうなあと、過去を名残惜しみながら試験範囲の内容をノートになぞる。脳は私の知らないうちにみるみる衰え始めているようである。23になって間も無いが、この時点でこれだけの老化を感じるので将来が全く未知である。

試験勉強ばかりやっていてもつまらないので、その合間の息抜きとして研究を進めたりもしていた。まとまった時間が取れないとどうもやる気が起きない状態だったが、最近は色々な予定が次々と降ってくる状態になり、これでは進捗が一向に出ないことに気づくようになり、スキマ時間を利用するよう心がけるようになった。まだ訓練の段階ではあるが、徐々に有効活用できるようにしていきたいところである。

隠れ家オフィス

渋谷の仕事先に行ってみると、ドアの外から見える明かりの色がいつもとおかしい。何だかやたらと暗い。一瞬部屋を間違えたか?と思ったものの、部屋番号を見る限り間違いなくその部屋で合っていた。
恐る恐るドアを開けてびっくり、先週まで蛍光灯が据え付けられていた所に、橙色のLED電灯が置き換わっていた。これといって特徴はなかったただのオフィスルームが、隠れ家のカフェのような雰囲気を醸し出していた。

初めは違和感ありまくりだった。蛍光灯に比べて明るさも弱いので全体的に暗い。一日中PCのディスプレイを見続ける作業でこれは目に悪いのでは?という気分で作業を始めたが、実際のところは困るところも見当たらず、だんだんとこれはこれで良いんじゃないか?という気持ちになってきた。

何より電灯を変えただけで、作業環境が"オシャレ"になったのだ。イマドキのIT企業はどこもかしこもオシャレにオフィスを着飾るのがアピールポイントになっている。これまでは、そんなことに何の価値があるのかなどと若干斜に構えていたものの、実際にその空間で作業をしてみるとあら不思議。オシャレ空間は、今までよりさらに「オフィスに行きたい」という気持ちにさせてしまうのだ。雰囲気というものは、モチベーションに思った以上に大きな影響を与えるようである。