輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

2年遅れの「ガルパンはいいぞ」

私としたことが、昼頃に二度寝をした挙句今日の講義にやや遅れてしまった。実家から通ってた頃と比べて講義への態度がたるみ過ぎている気がする。何とかしなくては。


さて、私が住んでいる調布では、地下化した調布駅の真上に「トリエ京王調布」が9月末にオープンした。その中で一大目玉になっているのが、C館のシネマコンプレックスイオンシネマ シアタス調布」である。古くから映画撮影所が多く存在した調布は「映画のまち」と呼ばれていたが、シアタスができるまで市内にはひとつも映画館がなかったのだ。名実と共に調布市は映画のまちを名乗れるようになり、調布駅ではあちらこちらに映画フィルムの装飾がされたりとノリノリである。シアタスはかなり巨大な映画館で、全11スクリーンの中には4DXシアター、ULTIRAシアターも備わっている。

そんなわけで私もとりあえず中を見てみたいと思っていたところだったが、ちょうどタイミングよく鑑賞したいと思っていたタイトルがシアタスで上映されることになった。「ガールズ & パンツァー 劇場版」である。

鑑賞後の人々が口を揃えて述べる『ガルパンはいいぞ』というワード、何度も劇場に足を運ぶ人々、特別な音響調整による連日満員の上映など、映画界では度々話題に上がり、2015年11月21日公開から昨日で丸2年が経つこの時期にも上映が行われるという、とにかく大盛況の作品。しかし私は当初あまりアニメ映画に興味が湧かず見に行っていなかったのだ。ロングラン上映を果たしたこの作品も知らずのうちに上映終了の時期が来てしまっていたが、今回、11日間に限り、歩いてすぐの、できたばかりのスクリーンで上映するというではないか。しかも、4DXで見れるときた。

4DXに関しては調べればすぐ分かるかと思うが、簡潔には動くチェアをはじめとして、映画のアクションと対応してミストやらフラッシュが作動する新しい映画鑑賞システムである。ディズニーランドに行ったことがある人になら、「スターツアーズ」の席に座って映画を見る、と言えば分かるだろうか。それほど映画を見る頻度がない私は4DXもまだ未体験だったこともあり、これは見に行くしかないと思ったわけだ。

実際凄かった。確かに「ガルパンはいいぞ」という感想しか出てこないわけだ。戦車の発砲音をはじめとした音響はさることながら、元々のアニメを知らない人間にも分かるストーリー、119分の上映に対して高密度の展開、これは語ろうとしても語り尽くせないわけである。なぜもっと早く見に行かなかったのかと思ったほどだ。映画だけでも十分のクオリティだったが、4DXがこれまた凄かった。チェアが想像以上にリアルな動きで振動し、スクリーン中の乗り物(戦車、ジェット機、自動車etc.)にあたかも乗っているかのような感覚でスクリーンに引き込まれていった。特殊エフェクトもなかなかいい感じ。ただ、鑑賞というよりはアトラクションの趣きが強く、よりストーリーを感じたい時には普通に見るのがいいのかな、とも思った。
ともかく、映画鑑賞を改めて好きになった1日だった。こういう作品にも興味が湧いてきたようにも思う。「ガールズ & パンツァー」は来月からは"最終版"なる作品の放映も始まるらしいが、いよいよこちらも気になってきた。Panzer vor!