輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

あなたの「良いお年を」はもしかしたら間違っているかもしれない

今年のクリスマス・イヴは日曜日だ。もっとも私にとってはいつもの日曜日で、今は研究室でただ一人、もくもくと作業中である。先ほど明日の週報に書く「これからの活動予定」で卒業論文の提出締切日(1月末)を残し、さてあと何日だろうと数えたら明日の時点で残り37日。世間体がどうとか浮かれたこととかを考えている暇は少なくとも今年は与えられていないのだ。べ、別に強がっているわけではないんだぞ。

さて、その週報も2017年に書くのは明日で最後だ。金曜日で大学が冬休みに入ってくれたら明日の週報を書かなくて良いのに、なんてことは考えていない。とりあえず文末に「良いお年を」という文章を書いたところ、ふと「良いお年を」ってどういう意味なのだろうかという疑問が脳内を巡った。年末になると何も考えず適当な挨拶として使っている「良いお年を」。この文だけで考えてしまうと"良いお年"とは"今年"かもしれないし"来年"かもしれない。日本語を学ぶ海外の人から「ニホンゴムズカシイネ〜」なんて聞こえてきそうな挨拶である。

良いお年をとは - 日本語表現辞典 Weblio辞書

年末の挨拶で「良いお年を」って言ってもいいの?正しい伝え方は? | 良い話をしよう

結論から言うと、この良い年とは今年のことを指している。「良いお年を」という文は「良いお年をお迎え下さい」の略なのだ。挨拶をする相手が次に会うのは年明けである場合に使われるのは問題ないのだが、新年を迎えるまでの忙しいこの期間を無事に過ごせるよう頑張りましょう、と言う意味合いで使われるのが正しい。だから、良い年を来年のことだと思って大晦日になって「良いお年を」と言うのは実は間違いらしい。調べてみるまで全然気づかなかった。ちなみに大晦日になってからどういう風に挨拶をすればいいかといえば、例えば「来年もよろしくお願いします」が差し障りない表現になる。

とりあえず、この時期に「良いお年を」を使うことは間違っていないようだ。もっとも、帰省するまでの間は、研究室のメンバーとはいつものように会うことになるとは思うのだが。