音大生の初リサイタル
今日はピアノのリサイタルを見に、赤坂に向かった。演奏は、私と同い年で昭和音大に通っている本田瑠里子ちゃんと、その弟である琳太郎君。瑠里子ちゃんとは1年ほど前から仕事先で交流があり、兼ねてからその縁で初のリサイタルに招待されていた。以前から一緒に仕事をしていてよく会話も重ねており、そこから感じ取れる印象はどこにでもいるような女子大生という感じなのだが、ピアノを前にすれば流石はプロの卵である音大生。本人はずっと緊張して仕方なかったと話していたが、リストの作品を中心に構成されたプログラムを演奏しきった。弟の琳太郎君はまだ高校生で、今のところ音楽関係の将来を志望しているというわけでもないらしい。しかしそれでも、大学のサークルでちょっとピアノを弾いていた私なんかとは比べてはいけないぐらいの腕前で、ショパンのバラ1を披露していた。他にも姉弟の連弾や、子供向けの曲なども演奏され、バラエティ豊かな2時間のリサイタルであった。
演奏が行われた赤坂のライブハウス「カーサクラシカ」では、昼の部・夜の部で連日のように様々な演者によってクラシックライブが行われており、観客は料理をいただきながらそのライブを楽しむことができる。私も、グラタンをいただきながら二人の演奏を聴いていた。卒論の締め切りに追われる日々から、束の間の憩いを感じることができたいい時間だった。もっとも、今は研究室で論文を書いていたところなのだが・・・。
完全に私事であるが、外出する際にSuicaが見当たらないことに気づいた。いつもはSuicaは財布に入れてあるのだが、なぜか他のカードはあるのにSuicaだけがない。どうせ部屋を探せば出てくるだろうと少し掃除がてらに探してみたものの、リサイタルに間に合わなくなりそうになり、結局今日は久々に切符を買って移動する羽目に。思えば、ここ最近は研究室に缶詰で仕事も休ませてもらっており、最後に電車を利用したのは10日前。そんなこともあって、Suicaの存在を気にもとめてなかったのが災いであった。帰宅後も入念に探すも、思い当たる場所にはどこにも見つからなかったので、財布に入れるのを忘れてポケットに入れてしまい、何かの拍子で落とした可能性が高い。とりあえず警察に遺失届を出したが、紛失した可能性のある期間が長すぎることもあって見つかる希望も薄く、Suicaは再発行を届け出ることになりそうである。しばらく電車は使わないが、この時期に面倒臭いことになってしまった。物の管理がおざなりになっていることを猛省せねばならない。
