人脈はつくれる

同じ仕事先の大学の先輩が就職に伴って現在の職場を離れる時期が目前になった。そしてタイミングの都合上、私が先輩と一緒に業務をするのは今日が最後となってしまった。現在の仕事先とはその先輩の熱心な誘いがあったことに端を発しており、私と現在の仕事先、そして先輩はまさに運命的な巡り合わせといっても過言ではない。私が紹介を受けて業務をするようになってから２年も一緒にプロジェクトを成長させてきた相手であり、その先輩と共に業務することがなくなってしまうのは、仕方がないことであるとはいってもやはり名残惜しいものである。

先輩との出会いは大学のサークルの入会の時にまで遡る。この時に出会いがなかった場合、私は現在のようにプログラムを書くことではなく、真夜中のスーパーでの棚卸によって小遣いを稼ぐことになっていただろう。今の仕事先はとても活動的で楽しいところである。「出会いに感謝」というようなワードはしばしば「意識が高そう」というイメージによって嘲笑されたりもするが、このように自身の針路が大きく変わっていることを実際に経験してみると、人脈の形成というのはまったく馬鹿にならないものだとよく感じるものである。下手すると大学生活における単位取得よりも大切なことかもしれない。新入生へのサークル勧誘が活発になっていく時期であるが、新入生には少しでも興味があるサークルを見つけ次第見に行くことを勧めたい。