輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

念願の一眼レフ

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Nikon D5600を購入した。ダブルズームキット、その他周辺アイテム諸々を含めて新宿のヨドバシカメラで104,000円ちょっと。ネット通販に比べれば少しだけ割高ではあったが、ヨドバシの店員さんの懇切丁寧な紹介があったからこそ手を出せたというものだ。念願だった一眼レフが、とうとう手元にやってきた。

はじめに

もともと、私は自分用のカメラが欲しいままでいた。私はどこかに食事に行くたび料理の写真を撮ってしまったり、電車の駅の風景や、広がる青空の何気ない景色までも収めようとするほどの撮影好きである。これまではそういった被写体を、iPhoneのカメラによって撮影していた。iPhoneで撮影する写真も、ちょっとした画像をSNSで共有するくらいのレベルであれば十分に綺麗に撮れる。しかしながら、この写真に対して日に日に物足りなさを感じるようになってきていたのだ。とりわけ致命的だったのが、私の持つiPhone 7が光学ズームを有していないことだった。少し離れた被写体に対してはデジタルズームを適用せねばならず、まあ残念だがこれは満足のいく画にならない。また画角が若干狭く、引きの画像がうまく撮れないという点も不満の一つであった。時には一眼レフやコンデジを所有する友人の撮影する写真に比べたりして、その度に見劣りを感じてしまったのだ。iPhoneは携帯電話の他に、音楽プレーヤーとしては十分な働きを見せてくれてはいるが、カメラ機能としては物理的に限界があると前々から思っていた。写真の撮影にはやはり専門の道具に任せるべきだったのだ。

一眼レフが欲しくなった理由

というわけでカメラはだいぶ前から欲しいと思っていたものの、なかなか買う勇気が出せずにいた。カメラの方の知識は数年前ほどに親が中古で買ったOLYMPUS PENをちょっと触ったときから入ってきていなかったため浦島太郎状態で、もちろん自分の所持金的にも不安があった。つい最近、仕事先に大きな花束を飾る機会があり、社長さんが少し古めの一眼で撮影をしていた。普段はiPhone XiPadで写真を撮影する社長さんもこの時ばかりは限界を感じたそうで、「やはりちゃんとしたカメラを1台くらい持っているとこういう特別な時に活躍してくれる」と仰った。その発言によって、私の購入欲に火がついてしまったのだ。多少の無理をしてでも欲しいという気分になってしまった。思えばこの後には、卒業旅行に行ったり、卒業式があったり、サークルの演奏会があったり、カメラが活躍する機会はまだまだいっぱいあるじゃないか、と。どうせならiPhoneとは完全に差別化できるカメラを手に取りたい、ということになり、選択肢が一眼レフに絞られた。

モデルの選択について

迷わず新宿のヨドバシカメラへ向かった。調布にはビックカメラも駅の目の前、というか駅の上にできたばかりなのだが、こちらの方はまだポイントカードを作っていなかったのだ。私はまだ学生の身であり、おいそれと高級機を買えるわけではない。ボディの価格帯は頑張っても7~8万程度にしたいと考えていた。また、わざわざ計画をして写真を撮りに何処かへ出かけるというレベルにはまだ達することはないだろうと感じ、何かのイベントの時にパパッと持っていけるようなカメラが欲しいと思っていたことから、あまり大型のものも現時点では避けたいと考えていた。ボディの軽いモデルだとOLYMPUSが筆頭に上がり、大学の後輩も薦めてくれてはいたのだが、いざ目の前にしてみるとこの価格帯ではちょっと物足りなかった。もちろん写りは綺麗なのだが、iPhoneのカメラ機能と完全に差別できるかというかというとそうではないように感じた。右往左往しているうち、ヨドバシの店員さんが駆けつけてきてくれた。ちょっと見栄を張って、「価格帯は周辺セット込み込みでまあ10万ぐらいまで何とか・・・」という旨を伝えると、CanonのEOS Kiss X9か、今回購入したNikonのD5600についてそれぞれ30分近く説明してくれた。「今日には買いたい」という事も話したからか店員さんもかなり必死だった様子だ。
最近のカメラは画素数が普通に2000万画素を超えており、A4やA3に印刷しても劣化を感じない画像を得られるとのことだった。また、どちらのモデルもかなり軽量化がなされており、軽めのモデルが欲しいと考えていた私からしてもしっくりくるものであった。EOS Kiss X9、D5600はそれぞれがライバル機とされているようであったが、決定的な違いとしてフォーカスポイントの多さでD5600に軍配が上がっており、その分若干D5600の方が高めであった。ちなみにX9にはその上位版と言えるX9iもあるのだが、こちらは予算をオーバーしすぎて手が出せなかった。最終的には、店員さんからはD5600の方の推しが強くなり、店内の景色をいろいろ撮ってみて文句はないと感じ、購入に至った。ズームにはこだわりがあったので、この際にとダブルズームキットで購入。

とりあえず使ってみる

このカメラは早速明日から始まる北海道旅行に持っていくことにするわけだが、ある程度操作に慣れていなくては困るだろうということで、購入後早速触ってみることにした。部屋の中なのでこれといった被写体が無かったが、とりあえず愛用のマグカップを通常レンズで撮影してみることに。 f:id:wktk037:20180311000817j:plain

いい感じだ。後ろの背景が”らしい”感じでボケている。最近のカメラはこんなにも簡単に綺麗に撮影できるのか、と感慨に浸った。しかもこのモデル、スマートフォンBluetoothで紐付けを行うことができ、撮った写真をスマートフォンへ送ることができるといった芸当まで備えている。つまるところ、撮った写真をその場でSNSにアップする、なんてことも容易いわけだ。これじゃあもうiPhoneのカメラいらないかもしれないね(流石に外食の写真を一眼レフで撮るのはまだ気が引けるが・・・)。

おわりに

というわけで、個人的にはベスト3くらいに入る大人買いの紹介であった。クレカ一回払いで出せる額とはいえど、ここ数ヶ月は通帳の残高に戦々恐々とする日々に耐えなければならなそうだ。しかしながら、このD5600はネットでも評価が軒並み高く、入門用としては十分すぎるパフォーマンスを備えているとのこと。MacBookProのように、長々と使っていけるアイテムにしていきたいと思う。カメラ初心者としての幕が開けようとしている・・・

・・・ってやばい、明日は家を7時半くらいに出ないと間に合わないんだった。今夜はちゃんと寝れるのだろうか。