輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

満天の夜空と満開の桜と 〜 野川の桜ライトアップ2018

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調布駅から北東へ歩くこと二十余分、野川。
川を彩る桜並木は、一年に一夜の3時間に限り、煌々と眩い白色光に照らされる。

www.arc-system.co.jp

大学に入学したころから、このライトアップの存在は知っていたのだが、このライトアップは桜の開花状況によって毎年開催日が変わるため、毎年予定がうまく合わずに赴くことができずにいた。今年は平年以上の開花速度だったこともあってか、3月中の開催に。ちょうど予定もなく、そしてカメラを手に入れたこともあり、開催日が決定した2日前から待ち遠しく思っていた。

点灯開始の18時に到着し、交通規制が敷かれた順路を回遊しながらシャッターを切る。今宵は月も満月にほど近く、桜と月の調和した画が映った。

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到着して最初の頃は思っていたほどの混雑は感じなかったものの、1時間ほど経ってから、少し遅れてやってくる友人と待ち合わせをしようと思った頃には順路の半周部あたりからなかなか前に進めなくなるほどの人混みと化していた。特に、初めの写真の立ち位置となるライトアップ区間の東端である大橋は特に人気の撮影スポットで、ここでは身動きも撮りづらくなってしまうほど。一企業の小さな思いつきから始まった行事とは裏腹の大盛況であった。
つい最近、テレビ番組「マツコの知らない世界」でもこのライトアップが紹介・絶賛されたそうで、その効果も相まっての混雑だったのかもしれない。写真を撮りにくるならば、日が暮れて真っ暗になる時よりも黄昏時の方が、人混みの面でも撮影の面でも狙い目だったのかなと思う。

周囲の会話を聞いていると、結構遠出してこのライトアップを見に来ている客もいたようだ。しかし、遠出してまで見にくるという価値は十分にあると言えるほどに風光明媚な景色がそこにはあった。カメラを買って良かったな、と心から思える一日だった。来年もまた、この景色を目に焼き付けに来るのだろうか。