輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

新歓期の5番辛口体験記

今日の大学では新入生を対象としたサークル勧誘が行われており、学内は大賑わいになっていた。研究室に所属してからというもの、私の行動範囲は主に大学の西側になっているのだが、今日の東側の雰囲気を見ると、この大学ってこんなに人がいたっけなあ、と不思議と違和感を感じてしまうものであった。久々に少しの間だけサークルにも顔を出した。新入生勧誘はとりあえず順調そうで一安心だ。
しかし既にサークルを引退しているそんな私も、今日はその新入生勧誘の一端をやや斜め上から担うことになった。

 

電通大生なら知らないという人はいないであろう、甲州街道を隔てて反対側にある中華料理店、食神餃子王、通称・食神。

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麻婆豆腐、ザーサイ炒めなどの中華の定食が特に人気な食神。ボリュームに対してとてもリーズナブルで、2000年の開店以来、ずっと学生に愛され続けている名店である。私も食事の予定に困るたびに足を運ぶほどである。調布に来ることがあったら一度は訪れてほしいところだ。

さて、食神の定食には常連でないと知らないようなオプションを色々とつけることができるのだが、学生のうちでもとりわけ有名なオプションが存在する。「辛口」である。

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おわかりいただけるだろうか。これは「5番辛口」と頼めば出てくる名物(迷物?)定食。「5番」というのは麻婆春雨定食のことであるのだが、赤々、いやもはや黒々と唐辛子や山椒等の香辛料がこれでもかというレベルで盛られており、春雨がサブのような風体をしている。5番は普通に頼んでも辛いものが苦手な人からすれば十分な辛さであり、「辛口」はそれを圧倒的に凌駕するレベルのメニュー。店長ですら食べ物扱いしていないようで、学生からはアトラクションという立ち位置にされている。とはいえ残してしまってはもったいないので、この5番辛口の食べ残しは代金の加算ペナルティが課されている。

食神では私は辛口の一つ手前である中辛までは完食しているのだが、その時点で結構厳しいと感じていた。このレベルの辛さとなると、食べている時はおろか、食後しばらく後も腹部にダメージを与えてくるのである。そういうわけで個人での完食は無理だろうという自覚はしていた。
今回5番辛口を食べることになったのは、サークルの後輩の提案によるものであった。5番辛口は、個人であれ複数人であれ、完食することで約3,000のフォロワーを抱える食神のTwitterのアカウントで宣伝をしてもらえるというサービスがあるのだ。少し前、私もTwitterで「自分も手伝うからサークルの複数人で挑戦してみないか」という旨を呟いてはいたが、まさかその日がこうも突然に来てしまったとは。

私を含め3人がかりで挑戦し、結果完食。口に入れた瞬間から舌を麻痺させる山椒の塊、食後に与える胃への違和感はやはり凄まじかったが、一気に流し込むことが功を奏したようだ。
達成感はあったけれど、これは二度と手を出したくないなと思わされる挑戦だった。現在はなんとか腹部の調子は戻ってきたものの、入学式直前から激しい戦いであった。