輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

聴かせ合い

先代のサークルの会長つまり私の次の会長の代から、ピアノのサークルでは演奏会本番の少し前に「聴かせ合い」と言うものを行っている。要するに演奏会の曲を出演者が実際に演奏するのをサークル内で聴くというもので、リハーサルほどあまり堅苦しいものではないが、一人一人が演奏を通すという点ではリハーサルとほとんど変わらない。ただ、係が割り振られたりするメンバーにとってはその演奏を本番に見れない場合などもあるため、他の出演者の演奏を見る機会にもなっている。

2曲出演する私も当然のように参加した。つい1週間前から使っている講堂練習では反響板は使わずに上げたままにしていたが、今日は講堂の反響板を下ろした状態での練習。この差は歴然であった。調律しているわけでもないのに、手元の響きが全く違う。かなりの力を出さないと出ないと思っていたフォルテがいとも容易く出る。音が強くなったためか、鍵盤が軽く感じるようになる。金曜日以来初めての練習だったのだが、これまでの練習の時と状況が全然違うことに逆に怖くなってしまい、集中力があまり続かず演奏の後半のミスタッチが増えてしまった。かなり悔しい。しかし同時に、本番はそんなに力む必要がないという事が分かり、安心感も得られた。

いよいよ今週土曜日が本番。あとは自分の集中力がどれだけ持続できるか、というところにかかっている。本番前はどう行動しようか…