輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

3rd Spring Concert

私の代から始まった、ピアノサークルの春の演奏会。春の演奏会は3度目の開催で、私の出演はもう通算7度目。思えば中学卒業まで受けていたピアノのレッスンで行なった発表会よりも回数が多いのではないだろうか。練習嫌いだった中学生の私に、「今では半年に1回演奏会に出ている」と言ったらさぞ驚くに違いない。

今回は相当力を注いだつもりだったのだが、ソロは練習初めの頃に思っていた以上に難所だらけで、個人的にはこれまでの演奏会の中でもワーストを争うレベルの完成度になってしまった。それでも、ここまで気に入って練習していた曲もそうはないように感じており、その分本番の連鎖的ミスが悔しかった。これまでなら、本番に演奏した後は深く入らなかったものだが、この曲に関してはまだまだ勉強したいという気持ちがおさまらない。もう少しだけ熱を注いで、今度はまた違うステージで披露できたら、という気持ちだ。
いつもの相方との連弾は文句なしの出来。3年前にも演った曲ではあるけれど、観客の盛り上がり具合を見るに、明らかに今回の方が成功だろう。

サークルを引退してすでに1年半、私は出演者であると同時に、演奏会の観客としての側面を持った状態で臨んだ。以前は係仕事を受け持ったりして本番の演奏をあまりゆっくりと聴けなかったが、いざ自分の出番の前に客席から演奏を聴いてみて、演奏会ってこんなにも感動的なものなのか、と改めて感じることができた。思えば初めの春の演奏会の出演者は10人程度だった。観客も全然少なかった。今回の出演者はなんと25人。現役メンバーによる広報力や宣伝が功を奏したのだろう、拍手は以前より間違いなく大きくなっていた。着実にサークルが成長していることが伝わってきた。特に、大学の新入生が多く見に来てくれていたそうだ。春の演奏会の元々の目的は、新入生にも演奏を見せるための場を作るということだったのだが、どうやらその目論みは達成されつつあるようだ。

演奏会は無事終演。その後に、演奏会を見に来てくれていた学部時代の同期と久々に再会した。最後に会ってからまだ2ヶ月も経っていないはずなのだが、彼らはすっかり社会人としての顔ぶれとなっていて、自分自身が幼く見えてきてしまった。今はまだ大学5年生という感じの大学院生2ヶ月目だけれども、そろそろ脱却をはからねばとちょっぴり焦らされた。それでも久々の再会でいろんな現況を聞けて面白かった。一日が楽しかった。

 

そうそう、この記事がこのブログの記念すべき200記事目。すでに丸1年までは折り返しに入っていた。ここまで来たからには、途中で投げ出さないようにしなくては。