輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

温度差

今日行われたベンチャービジネス特論では、ベンチャーキャピタリストを招き、「投資家」という仕事について語っていただいた。スタートアップの世界に足を踏み入れて早2年、当然ながらベンチャーキャピタルという存在自体は知っていた。間違いなく伸びるであろう事業が生まれそうだというのに事業を興すためのお金がない、そんな声をいち早く察知しては資本を回し莫大な金額を投資して成長を促すという、今やスタートアップの世界では必要不可欠で神様のような存在。ああいった界隈の仕事の話は、わざわざ聴きに行くくらいの気持ちでないと耳に入ってこない。実際、私が今のアルバイトを始める時も、「スタートアップ」すらよく分かっていなかったし、ベンチャーなんてのは不安定だくらいにしか思っていなかった。これまでの講義も実用的で良い印象を持っていたけれど、個人的にはまさに今日のような講義を待っていた。折り返しにして、やっとこの講義の真髄が現れてきたように思える。
しかし講義終了後、大学のTwitterを遡ってみると、人によってはいまいちな反応を示していた節も見られた。大抵の場合、企業の代表という人間は波乱万丈に満ち溢れた人生を送ってきていることが多いので、講演の折に人生体験、いわゆる自分語りをするというのが一種のパターンだ。私自身は成功体験に関する自分語りに関しては耳にタコができそうなほど聞いてきているので耐性がついている可能性はあるけれど、自身が知る常識を大きく覆す話題を呈されてしまった結果アレルギーのように拒絶反応を示す場合もあったようだ。感情を押し付けるつもりはさらさらないが、情熱に対する温度差を垣間見たような気がした。

放課後は、久々にサークルに顔を出してきた。今日は部会があり、先日行われた演奏会の反省会が行われていた。それにしても4年前に比べて人数の増えたことか。3倍くらいになったのではないだろうか。大学全体でのサークル加入率が減少する中、ピアノのサークルのメンバーは漸増を続けている。これはすごいことだ。
出演者が増え、以前と同様なやり方では立ち行かなくなってきていた演奏会。改善点もどんどん出された。このところは既に引退している私たちの代とその一つ下の代が出しゃばり気味になっており、改善点はほとんどOBから出されることになってしまった。改善点を挙げているうちに流石に申し訳なく感じてしまったが、これもまた「温度差」があるということなのだろうか?
しかし、人数が増えたからこそ、イベントに賭ける情熱も以前に比べて大きいことだろう。彼ら現役メンバーが、彼らなりに"新しい"演奏会を企画していくことに、私も全面的にバックアップをしていければと思う。