輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

大掃除からの追いコン

先月加入したばかりの新卒研生を交えての研究室内大掃除から1日が始まった。何度か研究室内の整理整頓は行ってきたけれど、この時期にやる掃除としては私自身にとってもずいぶんと大規模なものであった。もとはといえば研究室内にある収納ケースの中で様々な種類のケーブルが組み合ってごちゃ混ぜになっていた事が気がかりになり、必要なケーブルを必要な時にすぐ取り出せるようにするべきだ、という事で掃除の計画が始まったのだった。しかし、部屋をまわってみると図書類や工具といった他の用品も雑多としているように感じられた。そんなわけで、これらを一度にまとめて整理してしまおう、という事になったのだった。

手始めに、本の整理から行う事にした。研究室にはそれは学部や修士の間ではとても読み切れないほどの専門書があり、本棚を埋め尽くしている。専門書はほとんどが大変貴重な文書であるのだが、研究のパラダイムシフトによってもうここ数年は一度も開かれなかったような書籍も出てきており、これらが本棚の一定割合を占めている状態であった。そういった本はダンボール等で保管するという事にし、必要な書類を学問の分野ごとにまとめてから本棚に戻すという作業を行った。整理を進めていくと、1年間その存在に気付きさえしなかった興味をそそられるタイトルの専門書が続々と出てくる。ここにはこんな本も置いてあったのか、と発見に対する喜びを感じるひとときであった。早く読んでみたい。

主目的になっていたケーブルも、同じタイプのものを別々に袋に分ける事で整理完了。面白いのは、見たこともない、使う用途が全く読み取れないような謎の変換ケーブルが出てくることである。例えばディスプレイを接続するVGAの端子に対し、オーディオ系統の端子であるRCA端子とMIDI端子の変換がついているという代物。一体どう使うのだろうか…と思ったものであるが、もしかしたら昔の研究で利用されていたのだろう。

ケーブルの整理にはその数も軽く100本を超えた事で相当時間がかかったが、最後に行った工具の整理にはそんなに時間もかからなかった。私はあちこちに散らばってしまっていた精密ドライバーを元に戻す作業を行っていた。研究室に入った頃からすでにドライバーケースの中の精密ドライバーが不足していたり同じ太さのものが入っていたりと管理がずさんな状態だったのだ。精密ドライバーには本体にサイズがあるものとないものがあり、サイズが書いてあるものの整理は楽だったが、そうでないものは案外サイズ差が分かりにくいためにやや手こずらされた。工具の片付けの際にノギスがあったので、これを使えばもうちょっと早く終わったかもしれない、と気づいたのは全て片付け終わった後のことであった。

こうして、5時間の整理整頓が幕を閉じた。当初の計画ではケーブル整理だけで最大で5時間と決めていたが、図書や工具の整理も含めて時間内に終わらせることができた。メンバーで集合して多人数で作業した事が功を奏したようだ。


大掃除を終えて向かったのは以前所属していた学園祭実行委員の追い出しコンパ。同期、一つ二つ下の後輩のどちらもがほとんどが11月の学園祭以来の顔合わせだった。他愛もない近況報告だけで盛り上がって、2時間はあっという間に過ぎてしまった。本当にいい時間だった。

追いコンの終わりには、後輩から私の名前の刻印付きのボールペンを戴いた。感謝である。

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素敵なプレゼント!ぜひ使わせてもらおう。

この後二次会、三次会と続き、三次会は深夜カラオケへ。また生活リズム狂っちゃうなあ…まあ楽しいからいいのだけれど。