R.I.P. ビリー兄貴
昨晩、いつものように「ポプテピピック」を見終えて寝ようとしていた矢先、驚きの速報がチラッと流れてきた。
はじめのうちはいやいや、嘘だろ…と思っていたが、どうやら事実だったらしい。「ニコニコ動画」を見ている大抵の人なら知っているであろう、ビリー・ヘリントン氏が交通事故に巻き込まれて世を去ってしまった。日本で知られたきっかけはビデオの無断転載というアンダーグラウンドな感じの登場であったが、「空耳」をはじめとする日本独特の雰囲気によって彼のビデオが盛り上がり、しまいには本人が何度も来日するほどの、ニコニコでは人気のある人物であった。「屈強な男」という印象で見られていた彼がまさか事故に遭って亡くなるとは思いもしなかった人も多いだろう。私としてもショックな出来事であった。ここに追悼の意を示したい。
ビリー氏が出演していたビデオの中で出てきた「空耳」を引用して、冗談気味ではあるが「妖精哲学の三信」という理論がある。
「だらしねぇ」という戒めの心
「歪みねぇ」という賛美の心
「仕方ない」という許容の心
空耳が発祥というのはどうにもシュールなものではあるが、ニコニコのこの界隈における寛大さを象徴したかのようななかなかあなどれない標語である。今日はこの言葉で締めくくらせてもらうことにしよう。
