輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

遅すぎる出題ミス

冬休みは開けたが、また3連休が始まった。私の通う電通大では昨日から講義が始まっており、次の講義は来週の火曜日だ。つまるところこの金曜日さえ休みであれば連休は成人の日である月曜日まで続くはずである。遠く離れた実家で過ごしていた学生はこの金曜日に講義があるとたった一日のために三日早く戻ってこないといけないので少し不憫だ。とりわけ、新成人は明日や明後日に成人式を行うであろうから面倒臭いだろう。講義を休む学生も多いだろうと思われる。なお、私の妹も新成人だが、妹の通う大学は月曜日まで冬休みなので、私が東京に戻ってからも実家で過ごしている。のんびりできてうらやましい・・・。

 

今日はセンター試験もいよいよ来週というこの時期にまた随分とビッグなニュースが入ってきた。電通大と同じく国立の大阪大学(阪大)から、昨年の試験に出題と採点にミスがあることが公表された。これにより、不合格とされていた受験生のうち、なんと30人が合格扱いになった。

平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点の誤りについて — 大阪大学

もう平成30年度の入試が始まろうとしているまさにこのタイミングで公表されたからさあ大変。合格者最低点にぎりぎり点数が足らずに不合格とされ、他の大学へ入学した学生、予備校へ通う浪人生や、阪大には入学できたものの第一志望でない学科に入学した学生に、年度のだいぶ後半というこの時期に合格通知が送られることになった。特にこのケースが原因で引っかかった浪人生となれば、ほぼ間違いなく来週のセンター試験を受けるだろうから追い込みに水を差されて相当困惑することだろう。出題ミスについては、昨年6月からこれまで3度にわたって外部より指摘がなされていたそうだが、これまでは大学がミスであると認めなかったようだ。試験から日が経ちすぎて再合格者が既にそれぞれ異なる進路へ進んでしまったが、編入や予備校費の補償、無試験の入学を希望に応じて検討するとのことだ。今後の動向も気になるところである。

 

ちなみに大学受験の出題ミスそのものは全国の試験問題を探せばわりとよくあることで、ちょうど私が受験した年の電通大においても、やはり物理の問題に存在している。

平成26年度情報理工学部一般入試(前期日程)等における出題ミスについて

もっとも、私自身はその時「難しそう、わからん」と匙を投げて次の問題を解きはじめてそれっきり解かなかった問題だった(気がする)ので、無傷というよりかはその恩恵を受けたのかもしれないが。この出題ミスは試験翌日に公表されたこともあり、他に大学の規模も単科大学程度であることも手伝ってかそれほど問題にはならなかった。物理は問題設定がしっかりしていないと出題も大変なんだなあ。

それにしても今回の出題ミスの問題はどうも「波動」を扱う問題らしい。問題そのものを詳しく確認していないが、個人的には気になる設問なので、暇を見つけて解いてみようと思う。