輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

スタートが肝心 〜 成績開示に寄せて

北海道旅行に行っていたときは全く気にしていなかったのだが、旅行中には大学で成績の開示が行われていた。もっとも卒業生の私は2月には成績が出ていたため今回は関係がなかったのだが、在学生としてはこの成績開示というのは居ても立っても居られない一大イベント。中には、そこで留年が判明してしまうという者もいるのだから。
殊に電通大では、成績開示が近づくたびに「#UEC_Death」なるハッシュタグTwitterに出現し、祭りでも始まるかのようにタイムラインの動きが活発になる。そして、成績開示が行われる午前0時にはアクセスが集中し、毎回のように大学の学務情報システムがパンクする。

大学卒業時の成績は、入学試験の点数ではなく、1学期の成績、つまるところ1学年の前期の終了時点での成績に相関があるという。私の場合、入試の得点は合格者平均とほとんど変わらない程度であったが、入学当初はとにかくがむしゃらに頑張ろうと気合いをいれたことが功を奏し、評価平均値(GPA)は3.3弱*1と手前味噌ではあるが比較的上位の成績で1学期を終えた。そして、最終学期では3.4弱であった。確かに、第1学期とほとんど変わらない状態で卒業することになった。1学期に頑張ったことによって、それ以降は成績を落としたくないという気持ちが続いたことにも原因があるのではないかと個人的に分析している。

卒業を間近に迎えたものの、学業成績が良いことはどうメリットがあるのかと言われると、実はうまく説明できない。有名なメリットとしては学内におけるコース(プログラム)の進振り、研究室配属、大学院推薦くらいだろうか。ただ、無意識のうちに恩恵を受けているといわれると、確かにそうなのかもしれない。成績が悪いことに比べれば良いに越したことはなく、これらの出来事のたびにいちいち一喜一憂する必要がなくなるということは精神的な面でもメリットとなるだろう。
何事もスタートは肝心だ。すでに志したい学術分野が定まっている新入生はもちろん、定まっていない新入生も、広い選択肢を残せるようにするため、第1学期から真面目に講義を受け、試験を軽々と乗り越えるくらいの気持ちでいて欲しいと思っている。私自身も、大学院における研究生活の良いスタートを切れるように、春休みのうちからいろいろと模索しなければならなさそうだ。

*1:電気通信大学では最大GPAは4.0000である