輝き ~ 脱・三日坊主計画

要約だよ人生は

隠れ家オフィス

渋谷の仕事先に行ってみると、ドアの外から見える明かりの色がいつもとおかしい。何だかやたらと暗い。一瞬部屋を間違えたか?と思ったものの、部屋番号を見る限り間違いなくその部屋で合っていた。
恐る恐るドアを開けてびっくり、先週まで蛍光灯が据え付けられていた所に、橙色のLED電灯が置き換わっていた。これといって特徴はなかったただのオフィスルームが、隠れ家のカフェのような雰囲気を醸し出していた。

初めは違和感ありまくりだった。蛍光灯に比べて明るさも弱いので全体的に暗い。一日中PCのディスプレイを見続ける作業でこれは目に悪いのでは?という気分で作業を始めたが、実際のところは困るところも見当たらず、だんだんとこれはこれで良いんじゃないか?という気持ちになってきた。

何より電灯を変えただけで、作業環境が"オシャレ"になったのだ。イマドキのIT企業はどこもかしこもオシャレにオフィスを着飾るのがアピールポイントになっている。これまでは、そんなことに何の価値があるのかなどと若干斜に構えていたものの、実際にその空間で作業をしてみるとあら不思議。オシャレ空間は、今までよりさらに「オフィスに行きたい」という気持ちにさせてしまうのだ。雰囲気というものは、モチベーションに思った以上に大きな影響を与えるようである。